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海の女王“秩父(ちちぶ)丸”組立模型

(少年少女「譚海」昭和8年10月号付録)
昭和5年(1930)に建造され、太平洋航路の大型客船として当時の少年少女の憧れの的であった“秩父丸”のぺーパーモデルです。
この当時、船舶模型といえば軍艦が中心だった時代にあって、商船の模型は珍しい存在だったと思われます。
縮尺:1/350 所蔵:弥生美術館

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船体削出し用習(ならい)型(大和型用)

年代末期より、木製の組立模型の製造・販売を始めた株式会社タミヤが、サンダルのヒールを加工する技術を応用して、船体を立体加工して販売したところ非常に好評を博することとなりました。これは、その船体を立体に削り出す際の習型です。
縮尺:1/350 所蔵:株式会社タミヤ

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我等の第一艦隊

(少年少女「譚海」昭和8年8月号付録)
博文館発行の、少年少女「譚海」の昭和8年(1933)8月号付録となったぺーパーモデルです、我等の第一艦隊と題され、空母“赤城”、戦艦“陸奥”、巡洋艦“鳥海”、駆逐艦“雨霧”、潜水艦“イ62”の6艦を制作することができる欲張った内容となっていますが、縮尺の統一は図られていません。
所蔵:弥生美術館

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戦艦“武蔵”木製組立模型

昭和30年代後期になって発売された、戦艦“武蔵”の木製組立模型です。船体が習型による削り出しで半完成状態になっており、当時としては画期的な作りやすい組立模型として、大きな話題になりました。
縮尺:1/250 所蔵:株式会社タミヤ

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“妙高(みょうこう)”木製/プラ組立模型

昭和30年代末期に発売された、プラスチック製の船体に木製と金属の部品が付いた複合組立模型です。木製に比べて船体が非常にリアルにできており、組み立ても簡単になりましたが、短期間でオールプラスチック製の組立模型へと移行しました。
縮尺:1/500 所蔵:株式会社タミヤ

 

 

 

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